毒きのこ
ア行
イッポンシメジオオワライタケ
カ行
カキシメジガンタケ
キチチタケ
キホウキタケ
クサウラベニタケ
コテングタケモドキ
コレラタケ
サ行
サマツモドキシロオニタケ
シロハツ
スギヒラタケ
スッポンタケ
毒きのこには、
- 肝臓などの組織が破壊され致命的な毒性をもつもの
- 消化器系の器官を侵し、嘔吐や下痢を引き起こすもの
- 神経系統に働きかけ幻覚症状を起こすもの
- 発刊作用を起こすもの
またこれら一般の毒きのこのほか、
- 酒と一緒に食べると中毒を起こす、ヒトヨタケやホテイシメジ。
- シロテングタケのように試食したら大丈夫という報告があったものの、血液中に入ると中毒する成分を含んだもの。
- さらに、生で食べると中毒を起こすもの
- 大量に食べると中毒を起こすもの
きのこを生で食べる習慣は、日本ではあまりないために、生食して中毒するきのこに関してはまだ十分に知られていません。ですが、ナラタケやコウタケ、マスタケなど、従来食用としてきたきのこの中にもそうした種類があるため、サラダなど生食に利用する場合には、ゆでこぼすなどの前処理を確実にする必要があります。
迷信にご注意!
きのこ狩りに行くとさまざまなきのこに出会えますが、たくさん生えていたり、立派なきのこだったりすると、手にとって「これが食べられたなら・・・」などの思いにかられることがあるかもしれません。また、そんな時には「誰でも簡単に毒きのこが見分けられたらな~」と考えてしまうことでしょう。
そんな思いが、各地に様々なきのこの食毒の見分け方という迷信をつくりあげ、語り継がせてきました。下表で紹介する迷信の内容は、実際のところ非常に危険で、もし信じたら命を落とすことになりかねません。
きのこの食毒の見分け方は、繰り返し繰り返しきのこを見て、ひとつひとつの食用きのこと、それに似た毒きのこを覚えていく以外方法はありません
きのこの食毒の見分け方の迷信
- 鮮やかなきのこは毒で、地味なきのこは食べられる。
- においの悪いきのこは毒だが、よいきのこは食べられる。
- 縦に裂けるきのこは食べられる。
- ナスと一緒に煮れば大丈夫。
- ナメクジなどの虫が食っているきのこは大丈夫。
- 毒きのこは銀のスプーンを入れておけば黒く変色するのでわかる。
日本の毒きのこは数10種類と考えられています、また含まれる毒成分にいくつかのタイプがあります。なのできのこ中毒の症状にもいくつかのタイプがあります。
- タイプA
- 細胞を破壊し,肝臓,腎臓に障害を与え,死をもたらす毒
- 激しい下痢・腹痛,肝・腎臓障害
- 徴候が現れるまでに6時間以上,通常10時間
- タイプB
- 主に自律神経作用する毒
- 悪酔い症状・発汗症状
- 徴候は食後20分~2時間後に出る。
- タイプC
- 主に中枢神経系に作用する毒
- 幻覚・精神錯乱状態
- 徴候は食後20分~2時間後に始まる。
- タイプD
- 主に胃腸刺激
- 胃腸障害
- 30分~ 3時間後に徴候が始まる。
- タイプE
- 末端紅痛症状
- 手足の先が赤く腫れ,激痛が1か月以上続く
- 徴候は食後4~5日して出る。