原木舞茸栽培


伐採してすぐに玉切りにします。(約15cm)太いものは2~4片に割った方が舞茸菌のまわりが易くなります。

割った木をビニール袋に入れ、原木舞茸の菌が呼吸できるようにして、キャップをします。

熱湯で殺菌します。常圧、釜温度98℃、4時間以上で行います。

消毒された室内で18℃以下に冷却します。

【植菌】
原木舞茸の種菌を接種します。1袋に大さじ1杯です。雑菌が入らないようにすばやく行います。

【仮伏せ】
3月下旬から7月中旬まで保存する培養庫です。

培養庫の中は接種された木片が入った袋をいれたコンテナの山です。室内温度は15℃になるように温度管理を行います。

5月5日時点で白く菌が繁殖しているのがうかがえます。

【本伏せ】
6月下旬~7月中旬、菌の色が部分的に白色から茶褐色に変化したら土中に埋め込みます。場所は水はけのよいところを選びます。まず、表土を5cmほど剥ぎます。ほだ木をすき間なく並べます。
並べたら、その上に土をかぶせます。土は山土などの、雑菌が少ない、農薬が混じっていない土を使うと失敗が少なくなります。
ホダ木とのすき間にはできるだけ土を入れてすき間をふさぎます。
ホダ木の上に5cm程度土を被せます。
その上に枯れた葉を敷きます。(こうすると舞茸が成長する間の雨による土の跳ね返りが少なくですみます。)

【発生】
9月中旬~10月中旬、いよいよ原木舞茸発生です。
3~5年は同じホダ木から発生します。原木自然栽培の舞茸は味・香りとも濃厚です。

【収穫】
9月18日、ようやく初出荷。これで2kgの舞茸です。ご注文お待ちしております。